BLOOD§INFECTION





「どういう意味?」


「アイツは、仲間が必死に戦ってる姿を傍観して楽しむ奴やから。」


「わ、クズの極みだな。」


そんな奴がNo.4、か
それだけ最低な奴でもNo.4ってことは実力はかなりのものだろう


「しかもアイツ、レベル3の討伐か、プリンシパルメンバーの順位変動があった時にしか黒塔に姿を現さんのや。」

そういえば、今回の討伐にはNo.4を名乗る者は存在してなかった

かといって、璃玖さんのNo.6〜10は黒塔にいるよという発言からして、No.4が黒塔にいないことになる


「プリンシパルっていう身分だから、最強としか戦いたくないってこと?
ま、それはまだわかるとしてもハンターランクの順位変動?」


「せや、アイツは4に固執しとる。」


4に固執?
4という番号に?

4って悪いイメージしかないんだけど


「うちがプリンシパルメンバーに入ったのは今年になってからや、ちなみに璃玖先輩も、麗王先輩も。
その時順位変動があってな、今まで1、2だった人が3、4になってん。」


「その時そいつは?」


「うちが入った時はもう既におったな。
で、繰り下がってアイツはNo.6になった。」


上から二人下りてきて、そのまま二つランクが下がったのか


「そしたらアイツ、突然ふらっと現れて、No.4にデュエル申し込んで圧勝してん。」


「え、有り得なくない?
No.4っていったって、元々No.2っていう自分より上のランクのハンターじゃん。」





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