BLOOD§INFECTION




「要するに、アイツは恐らくNo.1にすら勝てる力を持ってたのかもしれん。
せやけど、No.4に居座っていた…。
アイツは4に固執しとるとしか言えんのや。」


「へー…、まぁ、変わったハンターもいるんだね。」


「せやな。
まぁ、レベル3出現や順位変動なんて早々あらへんし、アイツが黒塔に現れることはまだないと思うけど。」



とりあえず、神無さんの話し口調からして、彼女がNo.4を心底嫌っているのがわかった


「さて、無駄話はここまでや。
こっからは監視区やで。
皆、気ー引き締めてな!」


監視区


APの外の危険区とは違い、感染してない一般人が完全に立ち入り禁止というわけではないが吸血鬼が現れるようになり、夜は住民が外出禁止となっている場だ


この地区は、こないだの地震で軽くAPが崩壊し、吸血鬼が侵入した可能性がある場であった


そしてその予感は的中したみたいで、最近、夜になるとレベル1が歩き回るようになったらしい

しかし、そのレベル1は日光に当たると灰になるので気にしてはいなかったが、どうも侵入したのが日光が効かないレベル2らしく、その討伐要請がきたみたいだ




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