幼なじみはイジワル彼氏
裁縫なんてちまちましたもんできるわけねーだろうが!
一応お前女子だろ!
と、突っ込みたくなった。
「ま、お前女子じゃないしな」
「失礼な!」
そうこう言い合いしているうちに、菜々の教室に着いた。
菜々のクラスは準備が遅いって言ってたけど、マジだったんだ。
クラスのほぼ半分くらいの人が、教室にいた。
「あ、遥斗くんおはよっ!」
「手伝いに来てくれたの?ありがと~」
なんて次々に他クラスの俺が歓迎された。
え、は……?
俺、強制参加?