突然現れた王子


「だってアユ、日曜日誕生日だろ?」

「え?」


誕生日だから誘ってくれたの?


「え? 違うの?」

「う、ううん…誕生日だよ…」

「そっか、良かった」


そう言って微笑むケイタ。


「でも…何で誕生日知ってるの?」

「ああ…おばさんが言ってたから。
ご馳走作るって張り切ってたぞ」




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