甘い秘密を召し上がれ
「ずっと食べてみたかったんだ…」
え…?
ベリーソースを表面に塗っている時だった
さっきまで目の前で私の手順を眺めてた
桜井くんが私の後ろにいた
そして、ボウルとスパチュラを持ってる私の
腰に桜井くんの腕が絡みついた
「ちょ、桜…井くん…?」
後ろを振り向いて尋ねようとすると
視界は桜井くんでいっぱいになり
暖かい唇が重なった
「…ふぅっ…んっ…んっ…」
ガシャン…
持っていたボウルとスパチュラは作業台に
転がった
そして
一気に桜井くんの熱が私の中に注ぎ込まれ
私の身体全体もみるみる熱くなった
「んっ…らい…くん…もっ…(と、ほしい)の…」
私の中の何かが弾けた…
カレと私の
『甘い秘密』が始まろうとしていた…

