裏TABOO ~矢吹センセの場合~


「これが本当に怪しいバイトなら、例え泣き叫んでも今みたいに止めてもらえないし、やっぱり嫌なんて通用しないぞ」


たまには教師らしく、目の前の世間知らずに言い聞かせてみた。


「よく考えて行動しろ。その上でお前がいいって言うならオレは別に止めない」


いや、教師…らしくないか。


とりあえず言いたい事を言い終え静かになると、電話でもしてるのか隣の部屋からボソボソとした話し声が聞こえた。


「まあ頑張れ」と肩を叩き、今のうちに帰ろうと玄関に向かう途中。


「やっぱりどうでもいいんだ。生徒の事なんて」


その声に振り返ると、非難するような目がオレを見ていた。


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