―奏― 君に捧げる愛の歌



病院に着くと、ナースセンターで聞いた病室へと向かう。





病室の廊下には、あいつの両親と思える人と、
制服を着た女が一人と、
同じく制服を着た男が一人いた。





女が俺に近づき、

「崎谷 俊さん・・・ですよね?」

と聞いてきた。



よく見ると、前あいつの財布を届けに学校に行った時隣にいた女だ。


< 141 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop