杞憂きゆう〜ムダなことなどひとつもないね〜短編集


本当に私たちは終わったらしい。

翌日には
別の女の子がとなりで笑っていた。



「 そうなんだぁ。
現実だったのか…。 」



最初の恋…
はじめての恋が…

何もわからずに…

二人で付き合うっていう
意味もわからないまま
始まって…
終わった。



私は
それから男性が信用できなくなり
誰とも付き合えないまま
今日まできている。



前を歩く… あの後ろ姿
見間違えるわけない
一年間ずっと
見てきた人の後ろ姿だもん。

今でも好き?

それは
わからないけど…
ずっと心を支配していた人に
間違えないけど…。


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