カゼヒキサン。
緊張で、静かになるあたし。
いや、これはね、誰でもね、ドキドキするね?
「エライエライ。」
そう言って、階段をまた昇りだす。
本人、絶対気付いてないんでしょ!?
こんなにドキドキしてること、気付いてないんでしょ!?
ずるいだろ…!!
ガチャ…
予想通りそこは…
「うわーぉ。マジで汚いね。」
「オブラートに包め、オブラートに!」
確かに汚いけど!!
雑誌やら、服やら、漫画やらでグチャグチャの部屋。
「ベッドはあそこね。」
すっ、と指さすあたし。
…ちょい、いろんなもので隠れているけど。
「よいしょ…。」
ボフ、とあたしをベッドに置く。
「ふ~。」
「なにその『重かった』的な反応。」
「そんなことないよ☆瑞希は軽いよ☆」
あたし達二人のお気に入りのアニメの、ヒロインキャラのやるポーズを真似る海斗。
「海斗はキモイよ☆」
やり返してやる。
「んだと!?…ていうか瑞希、体調どう?結構バカ瑞希に戻ってるけど。」
「バカ瑞希とは…失礼な!」
…とか言ってるけど
「頭痛くなってきた。」
「どれどれ。」
そういったあたしのおでこに、海斗が手をあてる。
どき、ってした。
いや、これはね、誰でもね、ドキドキするね?
「エライエライ。」
そう言って、階段をまた昇りだす。
本人、絶対気付いてないんでしょ!?
こんなにドキドキしてること、気付いてないんでしょ!?
ずるいだろ…!!
ガチャ…
予想通りそこは…
「うわーぉ。マジで汚いね。」
「オブラートに包め、オブラートに!」
確かに汚いけど!!
雑誌やら、服やら、漫画やらでグチャグチャの部屋。
「ベッドはあそこね。」
すっ、と指さすあたし。
…ちょい、いろんなもので隠れているけど。
「よいしょ…。」
ボフ、とあたしをベッドに置く。
「ふ~。」
「なにその『重かった』的な反応。」
「そんなことないよ☆瑞希は軽いよ☆」
あたし達二人のお気に入りのアニメの、ヒロインキャラのやるポーズを真似る海斗。
「海斗はキモイよ☆」
やり返してやる。
「んだと!?…ていうか瑞希、体調どう?結構バカ瑞希に戻ってるけど。」
「バカ瑞希とは…失礼な!」
…とか言ってるけど
「頭痛くなってきた。」
「どれどれ。」
そういったあたしのおでこに、海斗が手をあてる。
どき、ってした。