INそしてOUT
『少し早いけど』
って、涼子に指輪を渡すと大喜びで抱きついてくる。

幸せだった。


しかし

その涼子が
クリスマス当日に姿を消した。

友達も両親も行方をしらない。気まぐれなお嬢様とは言われていたけど

誰にも言わず
1人でどこかへ行くというのも……。

2人で過ごすクリスマスを、俺はアパートで悶々としながら携帯を見つめて過ごす。

どうしたのか

不安が止まらない。

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