ラララ吉祥寺
それでも、やっぱり夢には囚われる。
他人との距離は、適度に保つのが正解だ。
近寄り過ぎなければ、傷つくこともないのだから。
わたしは自分を戒める。
今のところ、木島さんとわたしはただの同居人。
わたしがキチンと距離を保っていればそれでいいのだ。
大人なんだから、もう殻に閉じこもるのだけは止めにしよう。
自分さえしっかりしていれば、多分きっと、傷つくことはないだろう。
と、わたしは彼のお店のホームページのリニューアルを手伝うことに決めたのだった。