幼馴染はアイドル!!

次の日、まだ少しだけ熱があったけど、学校に行くことにした。

そういえば、首の傷は少し深かったけど、そんなに危ない傷ではなかったから、良かったということを先生が言っていた。

だから、大きなガーゼを張っているだけ。

それでも十分おかしいけど・・・。

包帯よりはましだからね。

教室に入ると、沙織が飛び込んできた。

「話は聞いたよ!!大丈夫だったー??」

「うん。大丈夫。あと1週間位すれば、かさぶたになるだろうから。」

「はぁー・・・。その話を聡から聞いて、私死ぬかと思った・・・。」

「先輩から?」

「うん。翔が言ってたらしいよー。」

「ふーーーん・・・。」

いつもの方向を見ると、翔がいない。

きっと夏樹君かな。

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