雨が降る日は誰か死ぬ
「よ~し全員席に着いたか?」


ズボンを履いて腰掛けた亜衣を見て、西山が声をかける。



「ん? そこって誰の席だっけ?」


ぐるりと見回してから、一つ空いている席を見て、西山が聞いた。




「ああ、奈津です」



「なつ……? え~と、ああ早坂奈津か」



「休むって連絡なかったけど……誰か聞いてないか?」


一瞬ザワッとしたけれど、それに対して、誰も答えなかった。

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