雨が降る日は誰か死ぬ
振り返ると目の前に青い顔。



「イヤぁあああああああああ」


梓は咄嗟に手で掃う。


その手が青白い少女の身体の中を、まるで水の中をかいたような抵抗を受けながらすり抜けた。




「助けてぇ!」


梓は必死で少女の横をすり抜けて、部屋から飛び出すと、すでにびしょびしょに水が流れている階段を駆け下りる。



「助けてぇえええ!」




一階に下りたところに別の少女が立っていた。

< 269 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop