雨が降る日は誰か死ぬ
「私もだよ」


今まで黙っていた美咲が、由真の顔の前で喋った。


美咲も由真と美穂の言っていることがようやく分かったのだ。



「私もだから」


「美咲……」


「あのとき私もいたから」


美咲はそう言って、由真を見つめる。


「ぅ、うん」


興奮していた由真が、少しだけ落ち着きを取り戻した。

< 297 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop