雨が降る日は誰か死ぬ
次の瞬間。



三人の身体が用水路の中に落ちていく。


「ちょ、由真!」


茉鈴はとっさに、隣にいた由真の手を掴んだ。


でも、引張られる力が強くて、そのまま自分も引き込まれる恐怖にかられ、茉鈴は咄嗟にその手を放した。


由真の身体はそのまま水の中に落ち、水飛沫があがる。



「助けてぇええええ」


このとき、由真が必死で叫んだ顔が、茉鈴の脳裏にクッキリと焼きついた。

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