雨が降る日は誰か死ぬ
「おいでショコラ!」


名前を呼ばれたショコラは、いったんこっちに向かって泳いで来ていたのに、あと少しというところで、突然方向を変えてしまった。



「ちょっとショコラ!?」


茜は眉をしかめる。


あきらかにショコラの様子がおかしいのだ。


いつもはあまり吼えたり唸り声を上げることがないのに、

首だけを後ろに向けながら、ショコラは唸り声を上げ始める。


茜は得体の知れない不安に襲われた。

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