雨が降る日は誰か死ぬ
「葬儀にはクラスの子を全員連れてきてやりたいのですが、大丈夫でしょうか?」


通り一遍の挨拶を済ませると、西山は本題を切り出した。



「ええ、有り難うございます」


奈津の父親は気丈に頭を下げる。



「葬儀はこちらで?」



「いえ、ここは狭いですから、北上町の祭礼園という葬儀場で行います」



「日取りはいつでしょう? やはり明後日ですか?」



「ええ、友引を挟んでますので、明日の夜お通夜で、葬式は明後日の十時からです」



「わかりました」


西山は頭を下げた。

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