雨が降る日は誰か死ぬ
「で、その曾お祖父さんって、まだ生きてるのか?」



「いえ、もう随分前に死んじゃいました」



「そうか……」



「でも……前にお婆ちゃんが変なことを言ってたんですよ」



「変なこと?」



「はい。その話を聞いたのって、私がまだ小学生の頃だったから、よく覚えてないんですけど、

お婆ちゃんってあそこにお参りに行ってるみたいで、それを将来はうちのお母さんに引き継ぐようにって……。


でも、うちのお母さんはそれがイヤだってお婆ちゃんと揉めて、それ以来お婆ちゃんちと疎遠になっちゃって、ずっと会ってないんですけど……」


「そ、そうか」


西山は相槌を打った。

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