雨が降る日は誰か死ぬ
「ところでお婆さんの家ってどこにあるんだ?」



「大月市です。確かあのダム湖の近くだと思うんですけど、ちょっと電話をして住所を聞いてみます」


亜衣はもう一度祖母の家に電話をかける。



「先生、大月ならダム湖に近いですから、ついでに行って見ませんか? とりあえずどんなふうになってるのか、現地を見てみたいですし」


山本が西山に言った。



「そうですね。でも……あいつらはどうしますか?」


西山は愛の方を見る。



「そうですねぇ……正直なところ判断に迷います。例えば彼女がいることで霊が寄ってきて、そのままその祭壇に封じ込められれば良いのですが、そんなに上手く行くとは思えません。

一度現地を見てから、対策を立てたほうが無難じゃないかと思います」



「私、行きます」


突然愛が立ち上がった。

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