雨が降る日は誰か死ぬ
「どこにいたって、もう安全じゃないでしょ?」



「それは……」


「それに道案内がいりますよね? 実際にあの祭壇を見たのは私たちだけだし」


愛は佑香の方を見た。



「イヤよ! 私は行かない! 絶対に行かない!」


机にヒジをついて震えていた佑香が、突然大声で叫んだ。



「佑香……」


「アンタのせいで……全部アンタのせいじゃないのよ!」


佑香は激しく愛を罵る。



「ぅっ……ごめん」


愛は頭を下げて謝った。

< 454 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop