雨が降る日は誰か死ぬ
その後も作業で例の祭壇の前を通るたびに、女の子のうめき声が聞こえた。


怖くて仕方なかったけど、誰にも言うなと言われている。


健作にとって、クビにされることが一番困ることなので、指示に従わざるをえなかった。


夕方になって、みんなが現場事務所に戻り、帰り支度を始める。


小便がしたくなった健作が、外に出て何気に川の上流に目をやると、人影が見えた。


あれは……


間違いなく、幸兄ちゃんと、もう一人の男だった。


< 502 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop