雨が降る日は誰か死ぬ
もちろんドアには鍵がかかっていた。


蹴飛ばせば壊せそうな気もするが、壊せば問題になることは間違いない。



「え?」


中から女の子らしいうめき声が聞こえた。


さっきの祭壇のことがあったから、健作は驚いてそのまま尻餅をつく。


ハッキリとした言葉ではないが、何だか助けてと言っているように聞き取れた。


中にはいったい何が?


怖さ半分、好奇心半分で、健作は建物の周囲を回ったが、この建物には窓すらなかった。

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