雨が降る日は誰か死ぬ
トヨを乗せてドアを閉めた途端、幸徳はアクセルを踏み込んで、車を発進させる。


同時に、健作と山田が重々しい雰囲気になったから、トヨは急激に不安になった。



「あの……お兄さん?」


不安げに見るトヨの顔を、健作はとても見ることが出来なかった。


車はトヨの自宅の前を通過して、そのまま山の方に向かう。


「ちょっとお兄さん! 私のうち、そこなんですけど」


トヨが慌ててて大声を出した。

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