雨が降る日は誰か死ぬ
「いいわね。もし雨が降ったら、戸締りをして絶対に外に出ないこと。なるべく早く帰って来るから」


「うん」


桃花は不安でたまらなかったけれど、ラブを連れてダム湖に行くわけにはいかない。

それはイコール、幽霊に殺されにいくということなのだ。


四人が車で出かけていってしまうと、桃花は急いで家中の戸締りを確認した。


すぐに和室に戻ると、ラブがうずくまって震えている。


愛しくてたまらない彼女が、可哀想で……出来るなら代わってあげたいと思った。

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