雨が降る日は誰か死ぬ
いつからだろう。


男の子を見てカッコイイと思っていた気持ちを、同じクラスの女の子に抱くようになったのは……。


同じソフトボール部のラブは、エースの神山先輩に負けないくらいのスピードボールを投げることが出来る。


身長150cmしかない桃花に対して、ラブは170cm以上。


マウンドに上がったときの、キリッとした目と、練習中に桃花に向けてくれる優しい目のギャップに、いつの間にか桃花は恋心を抱いていた。

桃花はみんなに思われているのとは違い、決してレズビアンではない。


男の子だからとか、女の子だからとかじゃなく、身近にいる人間で一番カッコ良いラブのことが好きなのだ。


クラスの中には、そういうのを嫌ってる子もいて、避けられたりすることもある。

でも、ラブのことを好きな気持ちを恥じるつもりはない。

胸を張って好きだって言い切れるから……。

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