雨が降る日は誰か死ぬ
桃花にとっての、生まれて初めてのキス。

相手は女の子だった。


そしてそれは愛も同じである。


極限の恐怖から逃れるように、軽い口づけが、そのまま貪るように激しくなる。



そのとき……


二人の頭や首筋に、冷たいものが落ちてきた。


それに気がついて冷静になった二人は、おそるおそる天井を見上げる。


そこには大きな染みが出来ていて、水滴がポトリポトリと落ちてきていた。

< 581 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop