雨が降る日は誰か死ぬ
(雨……?)


視線を広縁の外の掃き出し窓に向ける。



「ひぃ!」


桃花と愛は同時に目を見開いて固まった。


いつのまにか外には雨が降っていて、降りしきる雨の庭に、青紫色の顔の少女が立っていたのだ。


「イヤぁあああああああああ!」


愛は悲鳴をあげてうずくまり、桃花は愛の前に回って愛を隠そうとした。

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