TABOO†異国の夜に抱かれたくて…~秘密の恋
男の舌が私の咥内を蹂躙し、唇を吸う。
得体の知れない男。
なのに私は男の舌に自分の舌を絡ませた。
男に熱く猛った腰を押しつけられ、私は体が内側から溶けていくのを感じる。
今の状況も何もかもを忘れて、
私達はお互いの体に手を這わせ、揉みしだき、重なった唇の間から押し殺したうめき声をあげた。
『この夜、
奴らから逃げられたら…
君が欲しい』
その言葉に私は、自分がこの男に捕らえられたことを自覚した。
返事の代わりに男の唇にキスをする。