TABOO†異国の夜に抱かれたくて…~秘密の恋

男の舌が私の咥内を蹂躙し、唇を吸う。




得体の知れない男。


なのに私は男の舌に自分の舌を絡ませた。




男に熱く猛った腰を押しつけられ、私は体が内側から溶けていくのを感じる。



今の状況も何もかもを忘れて、

私達はお互いの体に手を這わせ、揉みしだき、重なった唇の間から押し殺したうめき声をあげた。





『この夜、

奴らから逃げられたら…


君が欲しい』



その言葉に私は、自分がこの男に捕らえられたことを自覚した。



返事の代わりに男の唇にキスをする。

< 5 / 6 >

この作品をシェア

pagetop