色彩恋愛
「翔太?…って寝てるよ。」
綾は、翔太の寝顔をみて微笑んだ。
翔太の少し癖のある髪が、ふわふわと風に揺れている。
「私も寝ちゃおうーっと。」
二人は、春の昼下がりの屋上で心地良い眠りについた。
翔太は、懐かしいある日の夢をみた。
大好きな君と一緒に、屋上で昼寝をした。
長い髪からたまにシャンプーの香りがしてきた。
少し手を伸ばせば君の手があり、ぎゅっと握って離さなかった。
でも、今の君は近くにいない。
君は、俺にとって高い高い青い空。
手を伸ばしても届かない。
(せつねぇーなぁ…。)
今日も空は青い。
綾は、翔太の寝顔をみて微笑んだ。
翔太の少し癖のある髪が、ふわふわと風に揺れている。
「私も寝ちゃおうーっと。」
二人は、春の昼下がりの屋上で心地良い眠りについた。
翔太は、懐かしいある日の夢をみた。
大好きな君と一緒に、屋上で昼寝をした。
長い髪からたまにシャンプーの香りがしてきた。
少し手を伸ばせば君の手があり、ぎゅっと握って離さなかった。
でも、今の君は近くにいない。
君は、俺にとって高い高い青い空。
手を伸ばしても届かない。
(せつねぇーなぁ…。)
今日も空は青い。