Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~
「ごめん、父さんがお金出したってこと黙ってて」
座るなり、お兄ちゃんは頭を下げた。
「お兄ちゃんはあたしの味方だって思ったのに・・・あたしが学校辞めて東京に行くって言った時、お父さんに何て言われたか知ってるのに」
勝手にしろ、お前みたいな娘はいなかったことにする。
白砂家の恥だとも言われた。
悔しくて、泣きながらお兄ちゃんに電話したこともあったのに、東京行くって言った日から家を出るまでお父さんとは一言も口を利いてなかった。
ここにはもう戻ってくるもんか!って思ってた位なのに。
そんなあたしの決心を知ってて、裏でお父さんと繋がってたなんて・・・
「花の気持ちも解るけど、貯金だってほとんど無い状態で東京来るって決めたんじゃ、俺がサポートするにも限界がある。俺だって、学生だから、バイト代って言ってもお小遣い程度だし。計画性が無いって思ったのは正直ある。だから母さんに相談したんだ」
お母さん経由でお父さんにも話が伝わってたんだ。
「花が地元を出たがってたのも解るし、短大行ったのも花の意思じゃなかったのも知ってるから、俺は花の好きなようにすればいいって思ったのは本当だ。母さんも納得してくれたし」