Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~


 「あたしには内緒でみんなでグルになってたなんてずるい!」


 「言ったら怒ると思って。今もこうしてばれて怒ってるし・・・」


 「・・・もういい、お兄ちゃんとなんか話たくない。出てって!」


 あたしはお兄ちゃんの腕を引っ張り、部屋から追い出した。


 「花」


 お兄ちゃんが名前を呼んだけど、構わず扉を閉め、内側から鍵をかけた。


 そのままベッドにダイブし、布団に包まった。


 何度か名前を呼ぶ声がしたけれど、無視してたら諦めたのか扉の前を遠ざかる足音が聞えた。


 悔しかった。


 東京に来たら、何でも自分でして、両親には絶対頼らないって決めてたのに。


 最初から出鼻を挫かれてしまった。




 いつの間にか眠ってしまっていたみたいだ。


 時計を見たら午前0時を過ぎていた。


 起き上がると同時にお腹が鳴った。


 そういえば、今日はピザ2切れしか食べていなかった。


 部屋を出ると廊下は暗かった。


 向かいのサンゴちゃんの部屋からは物音がしない。


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