Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~
ホール担当も厨房担当もほとんどのスタッフがそこにいた。
常連である紅虎のことを知っているスタッフは多かった。
彼がVIP扱いなことも。
「これはこれは檜山(ひやま)様、どうしました?」
オーナーがここぞとばかりにしゃしゃり出てきた。
にったりと脂っこい笑みを浮かべ、ゴマをする。
「デブでハゲのバーコードのお前」
「え?」
サンゴちゃんが紅虎の後を追ってホールに入って行った時には、もうショーは始まっていた。
「お前さ、自分のこと鏡で見たことあんの?何が悲しくてお前みたいなオヤジ襲うんだよ。キモすぎて、俺がゲイでも嫌だわ」
サンゴちゃんはぽかんと口を開けて紅虎を見ていた。
誰かがぷっと吐き出し、失笑が生まれる。
オーナーの顔が茹でダコみたいにみるみる赤くなっていった。
「スタッフのみなさん。特に男はこのオーナーに気を付けて下さいね~。ケツ狙われてますよ~」
「違う、私はあいつに無理矢理・・・」
オーナーがサンゴちゃんを指差した。
「F○○k!・・・オッサンみたいな奴が一番嫌いだわ。権力使って自分のいいように話作っちゃう奴」