Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~
「サンゴちゃん、サンゴちゃん聞いて~」
「どうしたの?帰ってくるなり、大騒ぎして」
玄関の扉を開けるなり、あたしはスニーカーを脱ぎ捨てて、リビングへと向かった。
サンゴちゃんはキッチンで晩ご飯の準備をしていた。
フリルのついた淡いピンクのエプロン姿だ。
「バイト決まったよ!この間、一緒にランチしたカフェの面接にうかったの!」
「本当?やったじゃない。おめでと~」
サンゴちゃんは自分のことのように喜んでくれた。
サンゴちゃんとランチをした日の夜、早速、カフェにアルバイト希望の電話をかけてみた。
数日後、面接をすることになり、面接後すぐに、来週から来て貰える?と訊かれた。
その場で採用が決まったのだ。
「いつから働くの?」
「月曜日から」
「そういえば今日のニュースで来週末辺りが桜の見頃じゃないかって言ってたわ。花見のついでに、花のバイトが決まったお祝いしましょ?」
「やった!」
サンゴちゃんはにっこりと笑うと、どうしようかな、嬉しいついでに話ちゃおうかな?ともったいぶりながらモジモジと動き出した。