世界が終わる時の景色
「すっごい意外。南十字先輩って、
美人で気立てもよくて、勉強も運動も出来るし…
完璧な人ってイメージだったから」
「生粋のお嬢様育ちだからね、
将来に必要ないって割り切ってる事は徹底的にやってないよ。
ほら、料理とかは使用人に頼めばいいでしょ?
中途半端に世間知らずだから、世話も大変」
「へー、ふふっ」
おかしそうに莉麻が笑ってくれるから、
気づかなかった。
3階の教室から自分たちを見下ろす人影に。
莉麻と過ごすいつの時間よりも、楽しそうに笑う自分に。
―・・・