世界が終わる時の景色
旧図書館で情事の真っ最中の、ふたりの写真。
「どうする?選択権なんて無いと思うけどね」
「……」
「たまらないわね、その顔」
「どこまで性格が悪いんだ」
「あら、本性のお出ましかしら?」
嫌悪感を露わにした日向にも、紫音は動じない。
「何が狙い?」
「…気に入らないのよ。あの女」
「自分より優れた人間を認めたくない?」
「ふふっ、私よりいい女なんてこの世にいらないのよ」
ちっ、と舌打ちをした日向。
「大変よねぇ、執事と令嬢の恋愛って。
だからストレスが溜まるのかしら?
こんなに激しく絡み合って…」