世界が終わる時の景色



「日向」

「…はい」

「これからも、志乃を支えてやってくれ。"執事"として」

「…もちろんです」


恭しく頭を垂れる。

釘を、刺された気がした。



―・・・



「篠山、ちょっと」


夕食の準備に慌ただしい夕方。

総統括である父に呼び止められる。


「旦那様のお話は?」

「…執事として志乃お嬢様を支えてくれ、と」

「…そうか」


複雑そうに眼が細められて。



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