ありがとう。あなたのことは忘れません。





「はーい。ホームルームはじめまーす!」




ガラガラっっっっ!





「あのー!ここに、 三輪花ってひといますか?」






「は!は、はい!?」


「あ!いたいた!」



「せんせーい!この子かりますょー?」



「あ、はい。」



「ちょっと来て」




何がなんなのかわかんなかった。



なぜに、先生は許したのか。


よくわからない。



「ちょっと。なんなんですか?」


「あ!ごめん。」


「あの、、、、、俺、文也。普通に呼び捨てでいいから。」





あーもーわけわかんなくなってる。


いきなり屋上に連れ出されて

次は自己紹介!?



いったん頭の中整理したいわ。





「文也わ、何年生なの?」



「おれ!?高1だけど?」



「てか、バッジが1年だろ?」



私達の学校には

学年別バッジがあり、さらに

留年生には、青いラインがある。


文也にはあった。




「留年か…笑」



「うるせーよ。俺は…ちょっとあってな」



「そ!ま、私にはカンケーないけど」
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