夢を見る
 昼間はキーを叩き続ける。


 その週も金曜になり、明日と明後日は雄哉と会えるのだ。


 ずっと文書類を打ち続けていた。


 内向的な性格なので、仲間内での付き合いには一切参加しない。


 でも、これと言って支障はなかった。


 組織の中にいる時に群れる快感というものを極度に嫌っていたのだから……。


 それにあたしも干渉されることに、嫌悪感を覚えていたのだし……。


 そういった点で、あたしと彼はマッチしているのかもしれない。


 見事なまでに。
< 545 / 815 >

この作品をシェア

pagetop