謝罪【TABOO】
「ごめんね……私も油断してたし、彼も酔っていただけよ」
ソファーの上の彼氏の膝に手を置いた。
怒った顔も、なんか好き……
「許してお願い」
唇を奪われても心はアナタのものでありたい。だから、必死に謝罪する。
支配的で偉そうで、仕事もなんでも器用にこなせちゃう彼だけど、悲しみを怒りで誤魔化そうとするような時があるから。
彼氏は、意外と寂しがり屋だから。ほんの一時の過ちで、アナタを失いたくはない。
彼の腕が私を包む。引き込まれるように抱きしめられて、後輩に見せつけるような大人のキス。
これでいいの、と後輩に目配せした。
キスだけしかバレずに済んでよかった。
『彼氏が好きだけど、たまには刺激あるセックスがしてみたいの』
『任せてください。先輩』
ねえ、気がついてないアナタも悪いよね?
私たちの服装が昨日のままだってことに。
謝罪
THE END
