完璧な先輩の秘密☆【完】
第三章

今でも君を

「椎名ー!早くー」




廊下の向こうで雫が手を降っている。






「うーん」




あたしは教科書を持ち雫の所へ向かおうとしたが、




コケっ




廊下で思いっきりコケてしまった。





「大丈夫?」




その様子を見て、雫はあたしを心配してこっちに来てくれた。





「うん」




あたしはそう答えて散乱した教科書たちを拾った。




最近はずっとこんな感じだ。




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