きみと…(恋愛短編集)
「ひっく…うっ…ぐずっ…」
あれから走って行った近所の公園

「…… 結愛ちゃん…」

「あっち行けっ!!
アホ歩夢っ」

どうして良いのか分からない

歩夢を好きな俊太には
あたしの気持ちは届かない…


しばらくすると


ぎゅっ…


暖かい温もりがあたしの体を包んだ。


「……えっ」

その温もりの持ち主は





さっきまであたしの少し後ろにいた歩夢だった。
< 57 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop