きみと…(恋愛短編集)
「歩夢は…俊太のことどう思ってるの?」

思いきって聞いてみた。
すると

「俊太は友達だと思ってる…
でも…あいつは恐らくおれが思ってる好きじゃいよ?」

「じゃあ…歩夢の好きな子は誰?」

そう訪ねたら

「……… 今…この腕の中にいる子」

歩夢に抱き締められたまま落ち着きのある声になぜかホッとした。

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