きみと…(恋愛短編集)
正直言ってあたしって俊太にフラれたの?
疑問だけが頭のなかでぐるぐる回る…

「……ぃ… 結愛…
起きて? ここで寝たら
風邪引くし… 変なヤツに引っ掛かるよ?」

と優しい声が聞こえた。





そこに居たのは歩夢だった。
彼の話によると
あたしを追いかけた歩夢はここ…
中央公園から大泣きする声が聞こえて彼が近づいた頃にはすっかり眠っていたらしい。

そこでこれでは不味いと思った歩夢は寝てるあたしを起こしたと言う

なんたる恥ずかしいヤツなんだ?
あたしは…

「……ごめん…」

と素直にあたしは謝った。
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