金色のシッポ
問題はいじめグループのリーダーが手に持っている物だった。
ハサミだ。
「あんたの髪、きれいだよねえ?ちょっとうちらにも分けてよ~?」
と榊原の髪を引っ張る。
まさか切るつもりか!?
気付けば俺の足は榊原達の方に向かっていた。
「おい」
と声をかけると、パッとリーダーが振り返った。
その瞬間、俺のパンチはリーダーの顔面にクリーンヒット。
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