金色のシッポ
朝になって起きると、美狐も隣で横になっていた。
「あ ゆーたおはよう」
「おはよう。…人間に戻ったのか?」
「うん。そんな気分?」
「そうか」
今日は一様学校があるのだが美狐は行く気がないらしいので、俺もサボることにした。
「ねえ ゆーた。」
「なんだ?」
「私、最後に遊園地に行きたい。」
「いいけど、最後って…?」
「…なんでもない。行こうよ。」
「? ああ、じゃあ行くか。」
俺たちは手を取り合い、神社を出た。
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