金色のシッポ
2時間後、俺たちはやっとのことでジェットコースターに乗れた。
乗り終わった美狐は予想以上に怖かったらしく、腰をぬかし、俺がおぶるはめになった。
乗らなきゃよかったと呟く彼女をおぶりながら外に出ると、丁度パレードをやっていた。
美狐の顔は見えないが、俺は確かに聞こえた、美狐のパアアアアアとゆう音を。
「見るか?」
と聞くと
「見る見る!」
とまた元気になった。
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