【番外編】惑溺 SS集

「……悪い」

目を伏せて耳元で囁く言葉は、酷く残酷で

「そんな言葉じゃ、俺は信じられない」

冷たく私を突き放す。


じゃあ、どうすれば私を信じてくれる……?


そう問いかけようとした唇を乱暴に塞がれて、強く抱き寄せられた。
ぱさりと小さく音をたてて、私の肩にひっかかっていたワンピースが足元に落ちた。
リョウの腕が、私の足を乱暴に持ち上げる。

「きゃ……、リョウッ……」

いつになく強引に私を抱くリョウに、驚いて小さな悲鳴を上げると、ぎゅっと強く抱きしめられた。
密着した身体と身体。
そこから伝わるリョウの乱れた呼吸に、どうしようもなく、愛しさがこみ上げた。

私は言葉を紡ぐことを諦めて
ただ、リョウの肩にしがみついた。

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