宝物〜絆〜
神社に着いてすぐ、誰が居るかを確認する。
前回と同じく仁美と沙織は居たが、どうやら水曜に仁美が連れてきた女は居ないようだ。
照り付ける日差しを避けるようにして木陰に佇む仁美たち。風に揺られてザワザワと音を立てる木の葉は、この場に不穏な空気が含まれている事を感じさせた。
「お待たせ」
私より数十秒遅れて香奈が到着した。
「香奈、お疲れ」
沙織は香奈に挨拶を返し、気味の悪い笑みを浮かべながら私に視線を移す。
仁美は俯いていて、こっちを見ようとしない。
「さて、用件は分かってると思うけど。あんた、この前の警告、何にも分かってないみたいだね」
香奈は私を睨みつけてきた。
私は気にしないで質問を口にする。
「あんさ。香奈は何の為にこんな事してんだよ。私は何でこんな事されなきゃいけねえんだ?」
本当に秀人を好きなだけ? それともそれはただのきっかけで、単純なストレス解消?
仮に本当に秀人を好きなだけだとしても、私は秀人の彼女でも何でもねえし、こんな事しても何も変わんねえじゃん。秀人の気が引ける訳でもねえし。
そもそも香奈は、本当に秀人の事を好きなのか?
これだけはもう一度確認しておかねえとな。
「あんた今さら何言ってんの? まさか分かってないとか?」
香奈は眉間にシワを寄せて私に近づいてくる。
前回と同じく仁美と沙織は居たが、どうやら水曜に仁美が連れてきた女は居ないようだ。
照り付ける日差しを避けるようにして木陰に佇む仁美たち。風に揺られてザワザワと音を立てる木の葉は、この場に不穏な空気が含まれている事を感じさせた。
「お待たせ」
私より数十秒遅れて香奈が到着した。
「香奈、お疲れ」
沙織は香奈に挨拶を返し、気味の悪い笑みを浮かべながら私に視線を移す。
仁美は俯いていて、こっちを見ようとしない。
「さて、用件は分かってると思うけど。あんた、この前の警告、何にも分かってないみたいだね」
香奈は私を睨みつけてきた。
私は気にしないで質問を口にする。
「あんさ。香奈は何の為にこんな事してんだよ。私は何でこんな事されなきゃいけねえんだ?」
本当に秀人を好きなだけ? それともそれはただのきっかけで、単純なストレス解消?
仮に本当に秀人を好きなだけだとしても、私は秀人の彼女でも何でもねえし、こんな事しても何も変わんねえじゃん。秀人の気が引ける訳でもねえし。
そもそも香奈は、本当に秀人の事を好きなのか?
これだけはもう一度確認しておかねえとな。
「あんた今さら何言ってんの? まさか分かってないとか?」
香奈は眉間にシワを寄せて私に近づいてくる。