BirthControl―女達の戦い―
何かでおびき寄せているんだろうか?
面白いくらいに次々とロッジから女性の姿が出てくるのが見える。
そしてそれを確実に仕留めては、回収するという作業を繰り返す。
十数個あるロッジには、もうほとんど人がいないんじゃないかと思うほど、何度も何度もその光景が目に焼き付けられた。
気がつくと、月夜に照らされたロッジからはもう誰も出てくることはなく、辺りは静寂に包まれていた。
自分が決断した事とはいえ、実際にこんなにたくさんの人が殺される様を見るのはこれが初めてだ。
譲はいつの間にか自分の体が震えていることに気づいてギュッと自分の腕を掴んだ。
その時、静寂を破って指揮官の元に無線が入る。
〈犯人グループの遺体とリストがほぼ一致
残りは人質と主犯格の二人だけと思われる
こちらの動きは気づかれていない模様
この後の指示を乞う〉
どうやらすでに数十人を射殺し、回収が完了したようだ。
しかも予め、犯人グループに在籍していると思われるリストが作られており、遺体とそのリストの人物がほぼ一致したらしい。
さすが、我が国を誇る特殊急襲部隊だと譲は感心した。
面白いくらいに次々とロッジから女性の姿が出てくるのが見える。
そしてそれを確実に仕留めては、回収するという作業を繰り返す。
十数個あるロッジには、もうほとんど人がいないんじゃないかと思うほど、何度も何度もその光景が目に焼き付けられた。
気がつくと、月夜に照らされたロッジからはもう誰も出てくることはなく、辺りは静寂に包まれていた。
自分が決断した事とはいえ、実際にこんなにたくさんの人が殺される様を見るのはこれが初めてだ。
譲はいつの間にか自分の体が震えていることに気づいてギュッと自分の腕を掴んだ。
その時、静寂を破って指揮官の元に無線が入る。
〈犯人グループの遺体とリストがほぼ一致
残りは人質と主犯格の二人だけと思われる
こちらの動きは気づかれていない模様
この後の指示を乞う〉
どうやらすでに数十人を射殺し、回収が完了したようだ。
しかも予め、犯人グループに在籍していると思われるリストが作られており、遺体とそのリストの人物がほぼ一致したらしい。
さすが、我が国を誇る特殊急襲部隊だと譲は感心した。